減価する貨幣とは?

ジェームス・ロバートソンの通貨改革案

Posted on: 2009年 2月 7日

4月にロンドンで開催されるG20会議に向けて、ジェームス・ロバートソン書いたG20各国政府に対する通貨改革の提言書が先ほど届いた。とりあえず概略を紹介したい。なお、全文はこちら(英語)で読める。

彼の改革案は、以下の2つから構成されている。

(1) 国レベルでの通貨改革については、以下の方法で国の通貨の管理を国の手に取り戻す。
(a) 国有化された中央銀行に、債務なしで公的通貨を全て供給する義務を移転させる
(b) 商業銀行を含むそれ以外の者に対して、信用創造を禁止する

(2) 国際的な通貨改革では、債務なしでの国際通貨を導入。
(a) 新しい国際通貨当局がこの国際通貨を創造。
(b) グローバル経済における国際貿易に対して、より効率的で安定し、公正な基盤を提供。
(c) 現在の各国通貨やユーロと共存。
(d) しかし、これらの既存通貨は国際通貨としては使わない。

国内的な改革については実現性に疑問の余地が残るが(信用創造を認めなかったら、そもそも商業銀行の経営基盤が危うくなる)、少なくても国際貿易に関して新しい通貨を導入するという案は悪くはない。ただ、この原案を叩き台として、より洗練された通貨改革案を作る必要があることだけは確かだが…。

広告

1 Response to "ジェームス・ロバートソンの通貨改革案"

[…] Comment! 以前こちらでG20へ向けた通貨改革運動を紹介したが、その日本語訳が公開されたのでここでも紹介したい。 […]

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。